はじめに投資はリスクがあります。けれど、ギャンブルではありません。そして、つみたてNISAは長期投資です。直近の価格が上がった!下がった!と一喜一憂するものではありません。そして、何よりも!!元本割れしたらどうしよう!と不安な方は向いていないので、長期投資はしない方が良いと思います。またつみたてNISAしてれば将来億万長者!というわけでもありません。それを理解した上で、つみたてNISAは始めてください。
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今回は実際につみたてNISAの商品がたくさんある中で、選ぶべきものや選んではいけないものについて解説していきます。
SBI証券のつみたてNISAは188銘柄あって、日本国内が投資先の商品やアメリカの商品、色々な国の纏められた商品など多くの種類があります。この投資先は好みにもよりますし、まず大前提として未来は分からないので、どの商品が大きく値上がりするかはわかりません。
色々な投資先をカバーし、大きく値上がりするセクターを逃したくない!という人は多いと思います。そこで、登場するのがインデックスファンドです。日本ではお馴染みの日経平均株価やTOPIXはいわゆる株式指数といって、日経平均株価は東京証券取引所の主な銘柄225から算出されている指標です。TOPIXは東証に上場している銘柄を広く対象にしている指標になります。この指標は日本だけでなくアメリカ中国、オーストラリアと各国にあります。
では、具体的に選択すべきものはどれか解説していきます。長期投資でのメリットで述べた複利効果は利益だけにいえる事ではないのです。減少するものも何年も積み重なっていくと雪だるま式に増えていってしまうのです。未来はどうなるのか予測するのは難しいですから損失は投資商品を選ぶ時点で回避できません。でも積み重なる減少する要因を減らすことは出来ます。それは手数料です。
これはSBI証券の一覧表になりますが、買付手数料・信託報酬の欄があります。これらが投資信託の手数料になります。買付手数料はないものが多いですが信託報酬はバラツキがあります。この信託報酬は投資信託を運用する側に支払う手数料になります。多くの手数料を払えばそれだけ多くの利益を得れるかといえば、そうではありません。
では、信託報酬にバラツキがあるのは何故か。ここに選ぶべきものとそうでないものがハッキリわかります。
信託報酬が安いもの。それはインデックスファンドになります。逆に信託報酬が高いものはアクティブファンドです。インデックスファンドは市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託のことです。代表的な指数とは日経平均株価やナスダック総合指数などがそれにあたります。また、インデックスファンドのメリットとして指数に沿ったパフォーマンスを目指すために幅広い銘柄に分散投資されているという点もあります。ではアクティブファンドとは、より良いパフォーマンスを得るために積極的に運用していく投資信託です。
あくまで手数料の点での比較なので実際に長期保有してみたらアクティブファンドに投資していた方が金額が増えていた、という可能性もあります。手数料の福利効果で減少する以上にパフォーマンスがあればインデックスファンド以上のリターンが得られるでしょう。ですが現時点でインデックスファンドを超えるリターンが得れるアクティブファンドは、つみたてNISAの選択できる投資信託ではありません。ですので、インデックスファンドをお勧めします。
次にパフォーマンスの点で見劣りしてしまうのがバランス型です。つみたてNISAの選択できる投資信託に債権やREITだけのものはありません。債権は国債や社債などでREITとは不動産投資信託になります。本来債権やREITは株などに比べるとより安全な投資対象です。ですが、つみたてNISAに関してはすでに絞られた商品の中からの選択になります。長期間の運用を考えると債権やREITを含むバランス型の投資信託はインデックスファンドに比べるとパフォーマンスは見劣りしてしまいます。
結論としてお勧めする商品はインデックスファンドになります。
あとは手数料の安さ、投資先、純資産総額の大きさで選んでいきましょう。純資産総額は簡単にいうと集まっているお金の量なので、お金が集まっているということはそれだけ人気があるということなので選択基準の一つになるでしょう。
投資先は日本国内のみやアメリカのみ。全世界や新興国など色々とあります。世界的に景気の良くないといわれる現在ですから、世界情勢を踏まえてこれから先に発展していくであろう投資先を選びましょう。初心者で難しすぎる!!となるなら人気のある商品の中からインデックスファンドで信託報酬が低いものを選べば間違いはないと思います。
そして、長期投資ですから目先の価格の上昇下降で一喜一憂するのではなくて、選んだ投資先にコツコツ積み上げていきましょう。もし大恐慌が起こり株価が大暴落すればそれはチャンスなのです。持っていた投資信託は目減りしているかもしれませんが売っている商品が激安価格で購入できるのです。永久に不況は続かないので激安価格で購入したものは、景気が良くなった時に適正価格に戻っているだけで価格の上昇が見込めるのです。
それでは良い投資人生を!!
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