最近円安とかインフレとかよく耳にするし、投資をした方が良いって聞くけど~正直何をしたら良いのかよく分からないな~
つみたてNISAとかiDeCoが良いって聞くけど、良くわからない。
投資なんてギャンブルでしょ!?危ないし胡散臭い!!
まだ投資をされていない方は大勢いると思います。投資はギャンブルではありませんがリスクがあります。これは投資を勧めるというのではなく、積み立てNISAとは何かを理解し今後の生活の選択肢の幅を広げてもらうための嚙み砕いた説明のようなものです。投資商品の中には詐欺のようなものも含まれています。投資するからには銀行預金よりは利率が良くなければ意味がないでしょう。老後資金や子どもの将来のために資産形成をお考えの方!一緒に勉強していきましょう。
そもそもNISAって?
金融庁のホームページです。国が定めた制度です。詳しく知りたい方はこちらから。 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/株や投資信託など金融商品は利益が出ると税金がかかります。
ところがNISA口座で取引すると1年間に一定の金額の範囲内であれば税金がかかない制度です。そしてNISAには一般NISAとつみたてNISAとジュニアNISAの3種類があります。2018年から始まった制度ですが2024年から新制度へ見直されます。
一般NISAやジュニアNISAは上場している株式や投資信託・ETFなど様々な商品に投資できますが、つみたてNISAは国に選別された長期投資向きな商品にしか投資できない仕組みになっています。なので積み立てNISAは一般NISAやジュニアNISAに比べリスクが少ない商品になっています。ただリスクが少ないといっても世界情勢によっては元本割れする可能性もあります。また、選択する商品によって手数料や商品の上昇率、配当も違ってきます。
つみたてNISAとは
それでは本題に入りましょう。より安全に資産形成するための投資、つみたてNISAは特に長期や積み立て、分散投資を支援するために始まった非課税制度です。
つみたてNISAは日本に住む20歳以上が対象で毎年40万円が新規投資の限度となっています。非課税対象は購入した商品の分配金や譲渡益です。
平たく言うと日本に住む20歳以上の方なら毎年新規で購入できる枠が40万円あり、投資した商品の分配金や値上がりした時に売った分の利益に税金が掛からない制度です。
ただ非課税期間が定められており、最長で20年間となっています。ここが微妙にわかりにくいので詳しく説明すると、購入した年毎に最長期間が決まっているので2000年に購入したものは2020年まで、2001年に購入したものは2021年までと購入した年ごとに最大20年間の非課税期間が設けられています。
つみたてNISAは個人で1口座持てますが年間の非課税枠は40万円です。そして40万円分を使い切らない場合、翌年に持ち越すことは出来ません。またつみたてNISA枠で購入した商品が値下がりした場合、他の所有している商品(一般口座や特定口座)の利益と相殺はできません。
投資のメリット・デメリット
ここまで読まれた方はつみたてNISAに興味を持たれたかもしれません。ですがリスクが低い商品といえど投資ですから元本割れなど損をしてしまう可能性はあります。なので、つみたてNISAのメリット・デメリットを説明していきます。
投資のメリット
今日本では銀行預金の金利は高くても0.1%位です。これは1000円を1年預けたら1円利息として貰えます。これは高くてという例なので大体の方の銀行預金の金利はこれより低いです。そして流通貨幣は常に物価上昇のリスクに晒されています。
わかりやすく言うと、銀行に預けていても利息は微々たるもの。そして資本主義では物の価値は常に上昇していくので相対的に貨幣の価値は下がります。昔は50円で買えた卵10個が今は200円!!これは卵が4倍になっているのと同時に円の価値が4分の1に下がっているのです。当然卵50円時代から200円時代では貰える賃金は違うでしょう。ですが、持っているだけの円の価値はどんどん下がっているのです。今1億円持っていても、10年後は今1億円で買えるものが同じ1億円で買えるでしょうか。買えなくなっている可能性が高いです。
預金でもそうですが投資は福利効果があります。この福利効果こそが投資の最大のメリットなのです。
つみたてNISAで毎年10%の利益を見込めるかは定かではないですが預金に比べてリスクが高い分リターンも大きく望むことができます。また長期間運用することで福利効果が大きくなり、それだけリスクを低く抑えることもできるのです。
つみたてNISAで配当金を再投資に設定していると例えば40万円投資していたら10%の配当がついた。翌年も40万円投資すると前年の40万円+10%の配当金4万円+40万円で84万円に。そこに配当が10%なら8万4千円。40万円投資すると・・・というふうに雪だるま式にどんどん増えていきます。これは初期段階の話で、10年20年と経過すると増える額は大きくなっていきます。コレが複利効果です。
投資のデメリット
まず第一に挙げれるデメリットは何といっても流動性の低さです。銀行預金と違ってすぐに使うことができません。投資している場合は商品を売って現金化しなければいざという時に使用することができません。
そして金融商品にはリスクがあります。まずは価格の変動リスクです。購入した商品の価格が購入した時より下落してしまう可能性があります。投資は価格上昇に期待して行うものですが、当然上昇する可能性があれば下降してしまう可能性もあります。そして、デフォルトリスクもあります。投資している企業や国が財政破綻してしまうリスクです。投資先がデフォルトしてしまうと利息が払われないどころか元本も返済する能力がなくなってしまうという可能性も考えられます。
外国の投資信託やETFに投資する場合、外貨建てで投資していると為替変動のリスクもあります。簡単に言うと、アメリカドル建てで購入した商品はドル円の為替の値動きで価格が変動してしまいます。
また投資信託には手数料が要ります。ETFも上場している投資信託なので手数料は発生します。手数料は主に販売手数料、信託報酬、売買委託手数料などがあります。
実際つみたてNISAするを始めるには・・・
具体的につみたてNISAを始める方法を解説します。そして、つみたてNISAを始めるにあたって失敗しないためにも具体的に解説をしていきます。
まず第一に証券会社はネット証券を選びましょう。間違っても郵便局や銀行、証券会社窓口で口座開設は絶対ダメです。対面が信用できる時代は終了しました。無駄な人件費は省きましょう。また商品数も全然違います。窓口で購入できる商品数は数えるくらいしかありません。郵便局は12個のみです。三菱UFJ銀行も12個です。また、後で解説しますが選択してはいけないバランス型とアクティブファンドが多くを占めています。何故窓口では消費者が損をする商品が多いのか。それは簡単です。人件費を賄うためです。インターネットで済ます事ができる作業を紙媒体と時間をつかって行っているので、無駄に経費が嵩みますね。なので、お金を変なところに使わずお得につみたてNISAしましょう。因みにネット証券では楽天証券が186個SBI証券では188個商品があります。
僕のおすすめはSBI証券です。少し前までは楽天証券と2強でしたが楽天証券が自滅していったため楽天証券は現在はお勧めしません。今後楽天の経営状態が改善し改悪されていった部分が修正されれば、お勧めできるかもしれませんが・・・
次のブログではSBI証券の口座開設からつみたてNISAの投資先選びまで、実際に画像付きで解説したいと思います。
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